リアルジャパンプロレス
9月18日(金)東京に住んでいる甥と一緒に後楽園ホールへ行きました。かねてより親交のある初代タイガーマスク・佐山 聡先生の主宰するリアルジャパンプロレスを観戦するためです。
佐山先生には私共かまだ家の別館が完成した暁に、その落成記念として行ったプロレス興業にタイガーマスクとして出場して頂きました。それ以来十数年、私の精神的支柱とさせていただき様々なご指導をいただいております。
武道家 佐山 聡として、また伝説のプロレスラー初代タイガーマスクとしてとても著名な佐山先生ですが、普段はそんな素振りは一向に見せません。本当にとても腰が低く気さくで優しい素敵な方であられます。控室へ御挨拶に伺ったら「ああ どうも女将さん。久しぶりです!」と明るく迎えてくださり記念撮影にも快く応じてくださいました。
私は以前、佐山先生からこういうお話をお聞きしたことがあります。「女将さん。リング上で強い選手を育てることはとても簡単なことです。今までもそんな選手はたくさん育成してきました。
でもリングを降りても強い選手を育てること、それが本当に難しいことです。決して喧嘩が強いというわけではありませんよ。
リングを降りても人としてのモラルや誇りなどしっかりとした規範意識を身につけ、社会生活を営んでいく上で組織や人々の模範となれるような人格を持つ選手。
義を重んじ、本当の強さというのは人として普遍の価値を持つことなのだということをしっかりと認識し、人格の形成に日々精進する選手。そういった現代のサムライを育てることが僕の目標であり目的です。
格闘技やプロレスというのはそのための手段にしか過ぎません」と。
佐山先生のお言葉はいつも胸に迫り、目頭が熱くなるほどの迫力と重みがあります。経営の神様と呼ばれる故松下幸之助氏も「松下電器は人を造る会社です。あわせて家電も作ってます」と仰られていたそうです。お二方のように歴史にその名を刻む人達はやはり考え方が素晴らしいですね!
佐山先生のお弟子さんであるリアルジャパンプロレスのスーパータイガー選手、スーパーライダー選手、真下隼人選手にしてもプロレスラーとしては小さい方で決して体格に恵まれているわけではありません。
でも自分の倍もあるような大きな対戦相手に一歩も引かずに立ち向かっていく勇気と強さ、小さな身体を何倍にも大きく魅せる溢れ出る闘志、そして試合を終えてリングを降りたあとの礼儀・礼節を重んじた私達一般のファンへの丁寧な対応は、そのような師匠、佐山 聡先生の「魂の指導」を受けているからなのだと痛切に感じます。
私も経営者として常にそのような「大義」を忘れずに、一生懸命努力していきたいと思っております。因みに佐山先生は「プリンシプル」という講演会で、そういった自らの思想や教育論を、定期的に世の中に発信しております。
私も仕事の合間に今まで何度か伺っております。次回は10月下旬です。
興味のある方はリアルジャパンプロレスに問い合わせのうえ、是非とも講演を拝聴してみて下さい。
次の写真はその佐山先生の一番弟子、スーパーライダー選手です。
仮面ライダーのような姿をしていますが、著作権を持つ株式会社東映さんからもきちんと許可を得て
ある、正式な「プロレス版仮面ライダー」です。
私はいろいろと縁があって彼の正体を知っているのですが…ひいきめかもしれませんが私の一押しの選手です。
体は小さいけれど凄く強いですよ。
決してそれはひいきめではなくライダー選手の試合を見た上での率直な私の感想です。
そして彼の生き様は前回のブログに紹介させて頂きました浅草不動尊を参拝させて頂き感じたことです。
常に師匠の立場を考え、師匠を思い更に弟弟子の立場や成長を願い自分の事は後回し、自分の立場も後回し、自分を下げてもその人達を上げようとする正に縁の下の力持ち的役目を見て来た私はさすが、武士道の基本的存在であり浅草寺の手前に祀ってある不動尊のような方ではないのかなと常に感じております。
ライダーファンの私にはあまりのお人好しに少し、自己主張をしてもいいのではないのかなとは思います。彼なりの考えや深い意味もあるのでしょうから余計なことは言えませんが、みなさん、是非ともリアルジャパンプロレスに観戦に行ったら、応援してあげて下さいね。